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小腸がん

小腸とは、十二指腸、空腸、回腸を指していますが、この部分にできるさまざまな悪性腫瘍を総称して小腸がんと呼んでいます。小腸がんの組織型としては神経内分泌腫瘍、腺がん、悪性リンパ腫、肉腫(GIST、平滑筋肉腫)が主となっていますが、もっとも頻度が高いのが神経内分泌腫瘍、ついで腺がんの順です。

小腸がんの中でもっとも多い神経内分泌腫瘍は、小腸の粘膜に存在している内分泌細胞から生じるがんであり、大きく「NET」と悪性度が高い「NEC」の2つに分けられており、治療法も異なります。

また、神経内分泌腫瘍に次いで多い「小腸腺がん」は、十二指腸原発腺がん、空腸原発腺がん、回腸原発腺がんのいずれかと定義されています。非常に稀な腫瘍であることから希少がんに該当します。

小腸がんの再発予防のための治療

小腸がんの術後補助療法

神経内分泌腫瘍のうち、NETと診断されたケースにおいては他の臓器への転移が見られない場合は外科手術を行い、がんとその周囲にあるリンパ節を切除するという治療が行われます。また、腫瘍が小さく内視鏡が届く範囲に腫瘍があるケースにおいては内視鏡治療が行われます。

また、手術が行えない、もしくは手術ではがんが取りきれない場合には、主に薬を使用した治療を行っていきます。この場合、主にソマトスタチンアナログと呼ばれる注射薬を使用しますが、これは腫瘍に現れているソマトスタチンアナログ受容体と結合し、がんの増大を抑えることが期待されているものです。さらにソマトスタチンアナログを投与しても効果が見られない場合には、分子標的薬を使用した治療が行われます。

また、NECと診断された場合には、他の臓器への転移の可能性が高いと考えられます。そのため抗がん剤を使用した治療を基本として進めていくことになります。この場合には、シスプラチンに、エトポシド、イリノテカンといった注射薬を併用します。また、がんが小腸とその周辺のみの広がりに限定される場合には、手術と併せて抗がん剤を使用して治療を行います。

小腸腺がんの場合には、がんがどれくらい深いか、転移があるかどうかによって治療方法が異なります。まず、がんが比較的浅い場所にあり、内視鏡が届く範囲にある場合には内視鏡を使ってがんを切除することもありますし、より深い場所にがんが入り込んでいるケースにおいては、がんと周囲のリンパ節を外科手術によって切除することもあります。さらにほかの臓器への転移が見られる場合には、手術は行わずに抗がん剤を使用した治療を中心として進めていきます。

小腸がんの場合、まだ再発を防ぐための治療方法が確立されていません。そのため、手術を行った後の観察が非常に重要とされています。

小腸がんの術後補助療法による副作用

例えば注射薬であるソマトスタチンアナログを使用した場合、注射部位の疼痛や嘔気、胃部不快感、下痢、嘔吐、肝機能異常といった副作用が考えられます。

小腸がんの再発予防のための日常生活の工夫

消化器に関する手術を行った場合には、消化器の働きが低下・または消失することになることから状況に合わせた食事を摂ることが大切です。

小腸がんの方の食事ケア

まず、食事量について注意する必要があるといえるでしょう。体調に応じて量を調節したり、一食の量が少ない場合には間食で補う、また少量で栄養価が高い食品を選ぶといったこともポイントとなってきます。加えて、消化の悪い食品や香辛料や濃すぎる味付けの食事の摂りすぎには注意をします。

食べ方としては、よく噛むことが大切です。食べ物を細かく砕くことによって消化がしやすくなりますし、消化管の形に合わせてスムーズに食べ物が通過できるようになるといえるでしょう。またゆっくりと食べることによって、胃腸へ食べ物が急降下することを防げます。

さらに、食後30分ほどは横にならないようにすること、食事直後に運動することは控えるという点も大切です。

思うように食事ができずお悩みの方は

体調などによってなかなか通常の食事を摂ることが難しい場合には、上記で説明した通り間食で栄養を補う、栄養補助食品を利用するのもひとつの方法です。食べられないからといって焦らずに、ゆっくりと食べられるものを選ぶと良いでしょう。消化の良いものからだんだんと選択肢を広げていくのもおすすめです。

小腸がんの方の運動

一般的に、がんの治療を行っている間に運動をしないと体力が低下し、余計に動くことができなくなってしまうことが多いといえます。そのため、身体機能をできる限り落とさない程度に運動を行うことで、倦怠感の緩和や気分転換も期待でき、生活の質向上につながることもあります。

ただし、運動をする場合にはまず主治医と相談することが必要です。どの程度の運動を行ったら良いのか、どんな運動をしたら良いのかなど、安心して体を動かすためにもしっかりと相談をしてから運動に取り組みましょう。

思うように動けずお悩みの方は

がん治療を行っている間は、副作用の出方や体力レベルが人によって異なるため、できる運動をできるときに行う、といった気持ちでいることも必要となってきます。調子が悪い時には無理せずに休みながら、少しずつできる運動を増やしていくことが大切です。

生活の質を上げながら再発予防に取り組もう

冬虫夏草とは

冬虫夏草とは、昆虫の体内に寄生し体内の養分を吸収することで、子実体(キノコ)を成長させるバッカク菌類のキノコです。チベットやネパールなどの高山帯に生息するオオコウモリガの幼虫に寄生しているものは、希少価値が高いことで知られています。

古くから生薬として重用されてきた歴史があり、近年では、中国の陸上選手の栄養管理に取り入れられたことで、世界的に注目されました。これまでも研究により、免疫機能改善作用や、抗がん作用が期待できる有用成分が発見されています。

天然物の冬虫夏草は大変希少です。現在商品化されているものは、多くが人工培養によるものですが、品質や有用成分に差異はありません。人工培養の技術が誕生したにも関わらず、まだまだ希少価値が高い冬虫夏草は、偽物や粗悪品の流通が問題となっています。そのため、購入する際には、安全性や品質管理がしっかりしている信頼できる製造元を選ぶことが大切です。

がんへの働きが期待される
冬虫夏草とは?

小腸がんの再発を知る

小腸がんの場合は、同じ消化管のがん(大腸がんや胃がん)と比較すると同じステージだったとしても再発リスクが高いとされています。ここでは、再発について見ていくことにしましょう。

小腸がんの再発率

小腸がんの再発率に関するデータは見つかりませんでした。

小腸がんの再発・転移しやすい部位

腹部や骨盤内リンパ節などでの再発が考えられます。また、遠隔転移が起こる場所としては、腹部・鎖骨上・縦隔などのリンパ節転移、肺や肝臓の転移、骨転移、脳転移といったケースがあるとされています。

小腸がんが再発するとどうなる?

再発後の小腸がんの治療

小腸がんを発症した場合、治療の第一選択は手術となりますが、手術後に再発した場合に有効とされている治療方法はまだ確立されていないというのが現状であり、経過観察が基本となっています。ただし、ステージⅣや手術後に再発した場合には、化学療法によって全身の治療が行われます。

現在国内外において術後化学療法の臨床試験が進行中となっていることから、再発を予防する治療方法の確立が期待されています。

再発後の暮らし

もし再発が見られて再度の治療が必要になった場合には、まずは医師の指示に従って通院・治療をすることになります。その中で気になる点や不安なことがあった場合には、医師に相談するようにしましょう。

また、自分の判断により通院や治療をやめることはせずに、医師の指示通りの通院を続けることが必要です。

小腸がんの生存率

小腸がんのステージ(病期)については、腫瘍の大きさや場所、リンパ節への転移があるかどうか、遠隔転移があるかどうかといった点について決められます。また、下記に小腸腺がんの5年生存率をご紹介します(国立がん研究センターにおいて1994年から2014年に手術治療を受けた中で完全に切除できた56人の小腸腺がんの患者の5年無再発生存割合となっています)。

ステージ 5年生存率
ステージⅠ 80.8%
ステージⅡA 85.8%
ステージⅡB 77.8%
ステージⅢA 51.6%
ステージⅢB期 20.8%

参照元:医療法人輝鳳会 免疫治療専門サイト
https://immu.ganno-clinic.jp/part/small-intestine-cancer/

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