デザイナーズフーズという言葉はご存知ですか。
健康への意識が高い方の中でも話題になっているデザイナーフーズとは一体どんなものなのでしょうか。
そこで、こちらではデザイナーズフーズとはどのようなものなのかといったことや、がん予防の観点でデザイナーズフーズの中でも特におすすめの食材について解説します。
デザイナーフーズとは、アメリカにある「国立ガン研究所」が1990年の発表した「がんにならないために効果的な食品」を指します。
この「がんにならないために効果的な食品」に含まれる野菜や果物、ハーブやスパイスを重要度別にピラミッド状に並べて紹介していることから、デザイナーフーズ・ピラミッドとも呼ばれています。
それでは、デザイナーフーズ・ピラミッドでは、どのような野菜・果物・ハーブ・スパイスなどがピックアップされているのかをチェックしてみましょう。
デザイナーフーズ・ピラミッドの中で一番重要度の高いグループの中には、以下の食材が紹介されています。
これらの食材が一番がん予防の効果が期待できるとされており、他にも免疫力を高めたりする効果も期待できます。
トップに君臨しているニンニクは、ニンニクの特徴とも言える「匂い」のもととなっている「硫酸アリル」という成分が、活性酸素を抑えることから強力な抗酸化作用ががあることがわかっています。
さらにニンニクの細胞が壊れるタイミングで発生する「アリチアミン」ががんの予防効果が期待できると言われています。
デザイナーフーズ・ピラミッドの中で、重要度が中くらいとされている食材には以下のような食材があります。
がん予防効果が期待できるアブラナ科の野菜はこちらのグループに入っています。
重要度の高いグループの食材とうまく合わせて摂取したいですね。
デザイナーフーズ・ピラミッドの中では一番重要度が低いとされているグループには、以下の食事が含まれています。
ハーブ類がこのグループに入ってきているので、重要度の高い食材や重要度が中くらいの食材と合わせてみるのも良いかもしれません。
また、重要度が低いからと言って摂らなくていいわけではなく、数ある野菜の中からこのデザイナーフーズ・ピラミッドに入っているということは、入っていない食材から比べれば重要度が高いということになりますので、デザイナーフーズ・ピラミッドに入っているもの、入っていないものも含めてバランス良く食べるように心がけていきましょう。
がんも含めて「病気になったら治す」ということから、「予防する」ことが大切です。
生活習慣病など多くの病気やがんは、食生活で予防することが大切です。
健康的な食生活を送ることで、毎日を健康に過ごせたり、心身ともに安定して過ごすことができます。
がん予防の目的で生まれたのが「デザイナーフーズ」なので、がんの既往歴がある方やがんリスクが高いと言われた方、がんも含めて病気を予防して健康的に過ごしたい方は、ぜひデザイナーフーズを日々の食事に取り入れてみてください。
そして、デザイナーフーズを取り入れながらも肉や魚、炭水化物なども含めてバランスの良い食生活を送りながら、がんを予防していきましょう。
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