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活性化リンパ球療法

がんの再発予防方法のひとつに「活性化リンパ球療法」があります。活性化リンパ球療法は、免疫療法の一種です。ここでは、活性化リンパ球療法について、治療の仕組みや副作用などをまとめました。

この記事は、以下のサイトを参照してまとめています。

参照元:がん情報サービス|免疫療法とは (https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/immunotherapy/immu02.html)

参照元:ライフライン21がんの先進医療|免疫療法のQ&A (https://gan-senshiniryo.jp/immuno/%E5%85%8D%E7%96%AB%E7%99%82%E6%B3%95%E3%81%AEqa)

活性化リンパ球療法とは

活性化リンパ球療法は、免疫療法のひとつです。免疫力によってがんを攻撃します。しかし、免疫力は、自力でコントロールが難しく、うまくがんを攻撃してくれるとは限りません。まして、がんの治療中は、治療や病気の影響で逆に免疫力が低下してしまっていることが多々あります。そこで、免疫力を高めるため、そして、効果的にがんを攻撃するために、自分の免疫機能に少し細工するのが活性化リンパ球療法です。

具体的には、患者さんの血液からリンパ球を採取して、体外で増殖させ、その機能を強化して、体内に戻すというのが細工の一連の流れです。リンパ球は、免疫環境を整えるサイトカインや成長因子を出し、がんに対する免疫の働きを助ける役目があります。また、がんを攻撃する力も備わっているのがリンパ球です。そのリンパ球を体外培養して、攻撃力を高めるのが活性化リンパ球療法のポイントです。増殖・強化したリンパ球を体内に戻すことで、効果的にがんを攻撃できるようにしています。

抗がん剤や放射線などの治療を受けていると、リンパ球が減って、免疫力が弱ってしまうケースが多いです。これらの治療とあわせて活性化リンパ球療法をおこなうことで、より高い効果が期待できます。

活性化リンパ球療法の仕組み

活性化リンパ球療法は、免疫を利用してがんを攻撃する治療法です。その仕組みを理解するために、免疫について確認しましょう。

細菌やウイルスを防いだり排除したりする力を、免疫といいます。免疫は、ずっと一定の力ではありません。弱くなることもあれば強くなることもあります。異物を排除するときは、免疫が強くなるのが特徴です。

血液中の白血球などが免疫機能の中心ですが、このうち、「T細胞(Tリンパ球)」には、がん細胞を攻撃する性質があります。この性質を利用したのが、活性化リンパ球療法の仕組みです。

まず、患者本人の血液からリンパ球を採取します。それを体外で培養し、サイトカインなどの細胞を刺激する物質を利用して、がんに対する攻撃力の高いリンパ球に培養します。培養によって増殖するのは、約1,000倍。培養期間は約2週間で、増殖し活性化されたリンパ球は、点滴で体内に戻します。体内に戻ってきた活性化されたリンパ球が、がんを攻撃するという仕組みです。

活性化リンパ球療法の適応

活性化リンパ球療法は、ほぼすべてのがんに適応しますが、血液のがんなど、適応できないケースもあります。

活性化リンパ球療法は、その特徴として、他のがん治療と併用できます。手術、抗がん剤、放射線療法、緩和医療などをおこなっているときでも、活性化リンパ球療法を取り入れることが可能です。

手術後に、人の目では見えずに体内に残っている微小ながん細胞を死滅させるための再発予防としてもおこなえます。特にステージⅠ~Ⅱの早期がんであれば、手術の後に活性化リンパ球療法をおこなうことで、がんの再発予防や転移のリスク低減が期待できるでしょう。ステージⅢ~Ⅳの進行がんの場合は、がんの進行を遅らせたり、QOL(生活の質)を維持もしくは改善したりといったことが期待できる治療方法です。

高齢で手術や抗がん剤による治療ができない患者さんの場合でもQOLの改善が期待できるため、ステージやがんの種類、年齢、メインの治療方法などを問わず、様々な状況で取り入れられる治療方法です。

活性化リンパ球療法の治療期間

活性化リンパ球療法は、血液を採取して培養しなければいけません。その期間は約2週間です。血液採取の前には血液検査も必要で、検査結果が出るまで1週間ほどかかるでしょう。

培養したリンパ球の投与期間については、正確なデータが出ていません。長く継続するほど、効果が高まると考えられています。おおよその目安として、1年継続すると、再発や転移の可能性が50%に減少。2年継続すると25%に、3年継続すると12.5%、4年継続して6.5%…と継続するほどリスクが減ります。明確な基準は設けられていないため、医師と相談して治療期間を決めることになります。

活性化リンパ球療法の副作用

活性化リンパ球療法は、自分のリンパ球を使うので、副作用は少ないとされています。

免疫力が活性化しているので、発熱やそれに伴う倦怠感などが主な副作用です。発熱しても38.5度程度。重篤な副作用はほとんどありません。そのため、QOLを重視したい方に向いている治療法と言えるでしょう。

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