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術後化学療法

がんの再発予防として、術後化学療法があります。ここでは、術後化学療法がどのような治療かについてまとめました。

尚、この記事は、以下の情報などを参考に記述しています。2021年9月現在で調査した情報です。

参照元:大腸がん情報サイト|術後補助化学療法とは https://www.daichougan.info/metastasis/assistance.html#:~:text=%E5%86%8D%E7%99%BA%E3%82%92%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E9%99%90%E3%82%8A%E9%98%B2,%E2%85%A2%E3%81%AE%E6%82%A3%E8%80%85%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

術後補助化学療法とは

手術後補助化学療法とは、がんの切除手術の後、抗がん剤を使用する治療法です。

がんの手術では、目に見えるがんを取ります。しかし、がんは必ずしもひとつではなく、見える大きさになっているとも限りません。画像診断では検出できないような目に見えない微小ながん細胞が残っている可能性があります。手術で取り除いたがんがあった場所以外でも、離れた場所に転移している可能性があるのもがんの性質です。こうした手術で取り除けなかったがん細胞が、再発の原因となります。

がんの再発を防ぐには、手術で取り除けず目に見えていないがん細胞を死滅させるのがとても重要。そこで予防的治療がおこなわれますが、そのひとつとして抗がん剤を使用する治療が手術後補助化学療法です。

術後補助化学療法が適応となるケース

術後補助化学療法は、手術を受けた患者の全員が実施するわけではありません。再発の可能性が高いケースで適応となります。基本的には、ステージⅢが術後補助化学療法の適応です。

ステージⅡでも、再発の可能性が高いと考えられるときには術後補助化学療法をおこなったほうがいいとされています。特に、多臓器浸潤があるケースやがんの近くの静脈やリンパ管にがん細胞の浸潤があるケースなどは、ステージⅡでも再発リスクが高いため、術後補助化学療法が検討されるでしょう。

術後補助化学療法は、抗がん剤という強い薬剤を使用する治療法なので、再発リスクと治療による副作用を考慮して、再発リスクの減少という利益が勝る場合に採られる治療です。

術後補助化学療法の治療期間

術後補助化学療法は、手術を受けた後の治療なので、治療期間がどのくらいになるのかは気になるところです。仕事の予定をどう組めばいいか考える必要もあるでしょう。

術後補助化学療法のスタートは、手術後およそ1~2ヶ月以内です。手術後の経過も考慮してスタート時期が決められます。通常、術後補助化学療法は6ヶ月の治療が推奨されていますが、ステージⅡや進行が浅いステージⅢの場合、3ヶ月での終了も検討が可能です。

術後補助化学療法には、いくつかの治療法があります。ステージと効果、副作用のバランス、ライフスタイルなどを考慮して適したものを選択するので、医師とよく相談してください。治療方法をよく理解して、納得した上でスタートすることが大切です。

なお、治療中の副作用などで休薬した場合、治療期間が長くなることもあります。選択する方法や状況によって治療期間は異なりますが、がん治療では、決められた治療期間をやりとげるが重要です。

術後補助化学療法の副作用

抗がん剤の影響は、がん細胞だけではなく、正常な細胞にも及ぶため、副作用が起こる可能性があります。使用する抗がん剤や個人によって差がありますが、多くの抗がん剤で発生しやすい副作用は、吐き気・嘔吐、口内炎、下痢、疲労感・倦怠感、食欲不振、脱毛、末梢神経症状、皮膚障害、便秘、骨髄抑制、味覚や嗅覚の変化など。たとえば吐き気の副作用には、抗がん剤の点滴開始前に吐き気止めの薬を投与するなど、副作用に対処する方法があります。

副作用が強い場合は、薬の量を減らすことや一時的に治療を休むことも可能です。また、現在、副作用を抑える薬の開発も進んでいます。副作用について、担当の医師・薬剤師・看護師と相談しながら治療を進めていくことになるでしょう。

複数の抗がん剤を投与するケースもある

術後補助化学療法では、1種類の抗がん剤を使う場合と複数の抗がん剤を使う場合があります。作用が異なる抗がん剤を組み合わせ高い効果を期待できる一方、副作用は強くなるのがデメリットです。

抗がん剤の併用は、副作用とステージや効果、ライフスタイルなどを総合的に考慮して決定します。

術前化学療法との違い

ここまでは、術後補助化学療法についてまとめました。術後とは別に、術前の化学療法もあります。

術前化学療法とは、手術前におこなう抗がん剤治療のこと。がんを小さくして手術できるように、あるいは予後の状態をよくするため、または進行を遅らせるためにおこなう治療です。抗がん剤を使用する点では同じですが、術後の化学療法が再発予防を目的としているのに対して、術前の化学療法は治療をしやすくするためにおこなわれるといったように、その目的が異なります。

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